福岡県八女市・筑後市を含む広域圏の医師会の活動や構成について記述があります。休日の当番病院の情報や看護学校の紹介、予防接種情報など地域に密着した活動を紹介しておりますので、どうぞ皆様の生活にお役立てください。
2024年4月 大橋 輝明
令和6年度も原則として従来の重点項目を中心とした事業を推進して行きます。
医師会での直接運営している事業は、訪問看護ステーションと看護専門学校があります。
訪問看護ステーションは、月平均約110名、年間約15,000件を常勤16名を含めた職員24名で行っております。訪問看護、訪問リハビリと依頼も多くまた、看取りの患者さんも増える中スタッフの負担にならないように維持していきたいと考えています。
次に看護専門学校は、少子化の影響と看護大学の新設になどにより受験者数の減少を来しており、4年前より試験内容を見直し入学者確保に努めていますが、本年度准看護科14名、看護科27名と定員割れとなっており、経営的にも負担がかかっている状況で、繰り出し金は増大となっています。
また、昨年度准看護科の資格試験では1名の不合格者を出したものの13年連続で100%を、看護科の国家試験合格率では10名の不合格者を出したものの5年連続100%の実績を看護学校将来構想委員会で、近隣の高等学校関係者、実習病院の担当者や有識者と意見交換の中でアピールを行ない、入学希望者を増やし看護師養成を維持できるよう努めています。
この点については、福岡県医師会とも連携をとりながら進めて行こうと思います。
在宅医療の医療と介護の連携事業には市町より今までと同額の補助金が確保できました。多職種協働の研修会は引き続き開催する予定です。
国は、すべての国民が安心できる質の高い医療提供体制の構築のため、三位一体の取り組みとして、地域医療構想、医師の働き方改革、医師の偏在対策を掲げています。
2024年4月からは、医師の働き方改革により時間外勤務時間の制限が行われます。病院によっては、宿日直届を行っていても救急外来の運営に支障をきたすことが推測され、本年度4月以降の状況を見ないと判断できません。
また、地域医療構想による過剰病床の削減、病床機能の変更も2025年達成と迫っています。
医師偏在についても、2036年までに是正勧告されているため医師会としても柔軟に対応したいと思います。
5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)6事業(救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児救急を含む小児医療、新興感染症等の感染拡大時における医療)と在宅医療の提供・連携体制の充実。
充実した各種講習会を実施し、適切な予防接種業務の遂行、インフルエンザ・新型コロナウイルス・感染症対策や自殺対策への積極的取り組み。
日常診療における病診・診診・病病連携に加え、訪問看護ステーションや介護・福祉サービスとの多職種協働で在宅医療・在宅ケアを推進して地域医療・介護・福祉ネットワークの充実。
少子化社会に応じた入試や教育スタイルを導入し、地域医療に貢献する人材を育てる看護学校運営。へき地を含む広域の在宅医療・介護を支援する訪問看護ステーションの運営。
生涯教育~新臨床研修医制度・勤務医部会・男女共同参画を通して、医療環境・医療風土の充実・向上を支援。
学校保健・産業保健・精神保健・母子保健・成人‐老人保健・特定健診‐特定保健指導。
ITを活用して、医療情報の共有と迅速な伝達ができる環境整備に努めます。ID‐Link並びにとびうめネットへの登録の促進。
1、学術講演会開催
医療技術の向上と最新医療情報習得のため学術講演会の開催
2、専門研修会開催
画像診断勉強会・予防接種研修会・認知症対応力研修・うつ病対応研修・医療連携・病診連携勉強会などの研修会および症例検討会の開催
3、在宅医療研修会開催
在宅医療の推進と技術・知識の向上および関連施設との連携を図るため
在宅ケア
勉強会・多職種連携研修会を開催
1、学校保健会への協力支援と研修会の開催
2、産業衛生協議会への協力支援と産業医研修会の開催
3、在宅当番医制および病院群輪番制による救急医療体制の確保
4、小児救急準夜間診療体制の確保
5、救急の日の行事の開催など救急・災害医療の啓発
6、ホームページによる各種情報の提供と情報の充実
7、筑後ブロック胃集検の読影協力支援
1、教育環境と質の充実に努め、優秀な看護人材を育成するための看護科および准看護科の運営
1、在宅医療の充実と促進を図るための訪問看護事業および居宅介護支援事業の運営
1、団体保険の事務代行
2、会員健康診断の実施
3、保険診療に対する不安解消や理解を促進するための会員指導および診療
報酬請求書などの点検と提出
4、功労会員の表彰および私的医療機関従業員の永年勤続表彰
5、文化部への補助
6、八女筑後医報の発行
1、学校教職員健診の協力支援
2、児童生徒健診の協力支援
その他:会員福祉の諸行事や医業経営安定化の努力などは継続します。
役職 | 主務担当者 | 副担当者 | 職務 |
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会長 | 大橋 輝明 | - | 総括、医政、互助会理事長、看護学校長、 へき地対策、福岡県医師国保組合、自賠、労災 |
副会長 | 馬田 裕二 | 前田 | 看護学校、訪問看護ステーション、産業保健、 産業保健総合支援センター、 医療事故、死体検案、警察医 |
理事 | 丸岡 隆之 | 大原 | 庶務、規則会則、渉外、医療情報システム、ID-Linkとびうめネット、 ホームページ、IT化、電子認証医師資格証、会報広報、母子保健 |
理事 | 植田 健嗣 | 丸岡 | 学校医、学校保健会、保育園・幼稚園医、 精神保健・障害者自立支援、認知症 |
理事 | 権藤 和久 | 川崎 | 救急医療・小児救急、病院群輪番制・休日在宅当番制、 筑後ブロック胃集検、難病対策 |
理事 | 川崎 裕司 | 山本 | 麻薬、医療廃棄物、労務管理、労働保険事務組合、 会員福祉、臨床検査 |
理事 | 大原 敦子 | 植田 | 生涯教育、学術講演会、専門医会、勤務医会、病院部会、 男女共同参画、感染症・健康危機管理 |
理事 | 山本喜一郎 | 國﨑 | 介護保険、在宅ケア、老人保健、かかりつけ医、 地域包括ケア、画像診断 |
理事 | 前田 明輝 | 馬田 | 会計、税務、金融、地域医療、市町村衛生業務、予防接種、 健康教育、医業経営 |
理事 | 國﨑 裕文 | 権藤 | 生保、社保、国保、 特定健診・特定保健指導、集団検診 |
監事 | 川村 光二 | - | - |
監事 | 馬場 敦子 | - | - |